今年もお世話になりました

今年はいろいろ発見、つまりいろいろな出来事があった一年でした。

治療的にも、人間としても、人様の網の目に救われている私を発見し、これこそが本当のセーフティーネットではないかと何度も感じました。

こうしてブログを綴り、そして読んで下さることも私にとっては、大きなセーフティーネットとなっています。
今年中に、ブログで発信したい内容がありましたが、スケジュールの都合でかないませんでした。でも実はまだまだ私の中で成熟させていかなければならないモノなのかもしれません。

50歳という年齢は、人生の急流は過ぎて、河口近く大海に流れ込む大河の時期に入ったのだと実感する一年でした。

それは終わりに近いゆったりと揺蕩う流れということでもありますが、自分の力でどうにかすることより、大きな流れの中では、ただただ身をまかせるしかないのだと、自分の小ささを自覚したというような感じです。

治療のなかでは、自分がなんとかお力になりたいとギラギラしていたものが、患者さんの力こそが治癒力であり、その大きな流れには逆わない手伝いこそが、患者さんの力を大きく発揮させる力であり、その塩梅がピタリと合致したとき、「本当に気持ちいい」という言葉に結びつくのだと実感するようになりました。

人間関係においても、シャカリキになっても、どうすることも出来ない、ただただ自分がベストを尽くすしかないのだと、長い目で物事を見る芽がようやく、出てきたように思います。

本当の意味で豊かな人生は60歳から始まるのだと、多くの患者さんに「まだまだ私の半分やろー」と、励ましてもらいました。

訪問マッサージの保険使用がどんどん厳しくなってきましたが、そんな中でも、
「リハビリよりもマッサージを」とマッサージを推薦して下さるお医者さんやケアマネージャーさん、看護師さんがいて下さるおかげでなんとか仕事を続けていられます。

癒すということは、自分もまた癒されることだとますます実感出来たこの一年。
本当に多くの患者さんを始め、全ての方から支えていただいて過ごすことができました。

心からお礼申し上げます。

おかげ様で来年もまた、癒すということの「真理」を求める旅を続けていけると思います。本当に嬉しいことです。

どうぞよろしくお願い致します。

♪♪ああ川の流れのように おだやかに
この身をまかせていたい♪♪

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