悠生治療院

身体のバランスの崩れをケアします。アンチエイジングケアを基本に重量に抗える肉体を維持できるようにケアさせていただいております。訪問マッサージもしております。

心と身体の健康について

心が健康でいるためには、身体の健康が大切であること。なぜなら齢を重ねれば重ねるほどに、心は身体に大きく影響されるようになるからである。
また身体を健康を保つためには、毎日やってくる老化、それは具体的には筋肉が弾力性を失い、筋力低下を起こすことなのだけれど、筋力低下を食い止めることが何より大切であること。
そのために毎日の暮らしの中で身体の使い方を意識することが大切であること。
骨格的な変化をできる限り引き起こさないよう意識することがとても大切である。

田中(安井) 美香

立命館大学卒

京都仏眼鍼灸理療専門学校(旧仏眼厚生学校)卒。

ブログ

生きる場に必要な「リハビリ」

先週の金曜日のミーティングは、久しぶりにマッサージの実技の練習をしました。 わたしは、他の人が施術した患者さんの身体を触ると、ある程度はその人の”腕前”がわかります。 スタッフそれぞれに個性があり、その施術もそれぞれの個性が出てきますが、よくないクセが目立つようになってきたのでマッサージをしてもらったのです。 すると意外なことに(笑)前より指のあたりも探り方も上手になっているではありませんか! それでも、患者さんの身体がうまく調整できないいくつかの点を指導しましたが、 「こんなうまくなってるのに、なんで患者さんにもっと返せないのかな?」 と尋ねると、一人のスタッフが 「患者さんは、正常な身体じゃないからです」 と教えてくれました。 とてもシンプルな答えだけど、なんだかそうなんだとしみじみ実感しました。 私は、この仕事をして24年目になりました。 この24年という歳月の中で、私は、簡単には経験できない、とても恵まれた環境の中で、臨床を積んでくることが出来ました。 この24年を知るお医者さんからも、こう言われました。 「安井さんは特別。安井さんみたいな経験をしている人はいない。」 特別な経験とは、介護保険導入前の医療と福祉が連携を必要とした自主的な取り組みの中で、私が訪問マッサージの仕事をスタートすることが出来たことです。 その中でチームで患者さんを支えることを学ばせていただきました。 それは、「在宅医療」を模索しながら、看護をサポートするために医師が動くという取り組みの一員に入れてもらい、個々の患者さんの神経内科的な説明から起こりうる症状の説明を受けながら訪問マッサージに関わるといった具合でした。 私の周りには、いつも様々な職種の大先輩がいらして、経験のない私の疑問や困り事の全てを受け入れて、そして助言して下さったように思います。(実際には、患者さんの困り事や愚痴を長い目で見ることも出来ず、騒ぎ立てた私を傷つけることなく、説いて大切な視点を教えて下さったのだと思います) この中で、慢性期のリハビリテーションに必要なものは何か。マッサージ師の私に出来ることは何なのかを問い続けてきました。 半年後・一年後・三年後・五年後のゴール設定において最も大切なことは何なのか。 辛くて痛いのがリハビリという考えのもと、必死に取り組み、力尽きて寝たきりになった方を数多くみてきました。 また、全く機能訓練的な取り組みがなく、身体が小さく固まってしまい、寝返りやオムツ交換すらままならくなった方々も見てきました。 その中で、私の一番長い付き合いの患者さんは20年に及びます。 私の果たした役割は全く大きくありませんでした。しかし、僭越ながら私の存在なしには無理だったかもしれないとも思っています。 私がしたことは、本人が行う動作がしにくくならないよう出来る限りトレーナーとしての役割を果たすことでした。本人の意思がとても強く、こちらの考えや計画を受け入れられなかったのです。 私はこの方のやり方に合わすしかなかったのです。 ご本人の意思に沿って、優しく筋肉を整え、出来る動作を少し手伝って、一人でするより難易度の高いことをしてもらうを施術の基本にしてきました。 その結果、20年に渡る在宅生活を送っていらっしゃるのです。 もちろん私だけでなく、ヘルパー、訪問看護、デイサービス、往診、福祉用具、ケアマネジャー、それからご家族の熱心な介護があってのことですが、全ては、ご本人の意思を中心に動いてきたように思います、 私はこのケースから本当に大切なことをたくさん学びました。 筋肉を整えるということは、動作が軽く出来るようにするということです。 いつもの動作がより軽く出来ることで、自信が湧いて少し難しいことも出来ます。介助することでより安心な動作に繋がり、意欲が高まるし、また繰り返しすることで関節の状態がよりよくなり、施術後の日常生活動作により繋がっていくのです。 筋力を測ることも関節可動域を測ることもできませんが、筋肉をベストに保つことは、マッサージ師として何より大切なことです。 これが全てのリハビリの基本に繋がると信じています。 これは、私が、病院ではない、生きる場に必要な「リハビリ」として見つけてきたやり方です。 疾患や個々人の体型によりベストに保つべきポイントは、違ってきます。このポイントは、お医者さんや看護師さん、ケースワーカーさんなどに教わりながら覚えてきました。 ここが、私を「特別」にしている点かなと思います。 この「特別」を誰かに伝えていきたいといつも思ってはいますが、なかなかチャンスがありません。いつかこのチャンスがめぐってきて、私を育てて下さった全ての方にご恩返しが出来る日が来るといいなと思っています。 が、まずは自分の仕事をより良く取り組んで行きたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

ごまめは力をつけても歯ぎしりをする

昨夜は、いろいろいつも助けて頂いているお医者さんと看護師さんと食事を楽しみました。 おしゃべりな私はついつい一人でいろいろ話すぎたことを思い出し、今頃になって自己嫌悪に陥いっています。 それでも、お医者さんが「いろんな思いがいっぱい溜まっているんやろなぁ」と言って下さったのを思い出し少し救われた気分にもなっています。 自分では、ただただ仕事がいただけるように、日々真剣にやっているにすぎないのですが、訪問マッサージの置かれている状況が厳しすぎて、「なんとなく」仕事をしていられないのです。 マッサージ治療院も飽和状態にあり、また、訪問リハビリもどんどん増え、その上に、マッサージの同意書を書かないように医師会からも締め付けが厳しくなっていると聞きます。 実際のところ、経験の少ない若い理学療法士の訪問リハビリは、マッサージ施術以上の効果を本当に発揮しているとは限らないように思います。時代の要請で訪問リハビリの仕事は多く、その結果、研鑽や反省することが少なくないような話を耳にすることもよくあるからです。 また、喜ばしい事ではありませんが、マッサージの保険点数は、訪問リハビリの3分の1程度ではないか、つまり医療費の節約になるのになとも思います。 いろいろ言ってもごまめの歯ぎしりのようなものですが、この数年の厳しさの中で、おかげ様で、私だけでなく我が治療院全員のレベルは少しずつ向上してきているように思います。 圧倒的な臨床経験と技術力、医療人としての確たる倫理観だけが生き残る力の元になると考えています。 「ゴマメ」は力をつけて歯ぎしりしながら、頑張ります❣️ どうぞよろしくお願い致します。

いつもの会話を繰り返すこと

「私はアホの見本。私みたいなアホを相手してくれるおかげで、私は幸せに暮らせます」 と言って私を迎えて下さる患者さんがいらっしゃいます。 「アホの見本」⁇ どんなのをアホの見本というのだろうと思い描きます。総合的に考えて、 「あー。私のことですやん」と返事します。 「なんで~。よう言わはるわ。先生は賢いから、こんなアホの世話が出来るんですよ」 「みなさんの優しさのおかげで働けてるんですよ。ほんまにアホは私ですねん」 この方とは、こんな会話を行くたびごとに繰り返します。 認知症の人と話す時は、定番の会話を繰り返すのが本当に大切なのです。出来るだけ相槌がぞんざいにならないように工夫しながら、繰り返す会話は、患者さんに安心感を与えるように思います。 たまに患者さんのことが知りたくて、余計な質問をするとうまく答えられなくて、追い込んでしまい、イライラさせてしまうという失敗をします。 それでいつも安定の繰り返しになるように心がけています。 これは、繰り返しの会話の一部ですが、私は本当にそう思っています。 こんな風に上手に褒めて人と付き合えるこの方を本当に頭のいい方だと思っています。私はとてもこんな風に上手に人に挨拶ししたり、褒めたり出来ません。 話をしながら、こんな風に謙遜される、この方の人生の苦労に思いを馳せます。 この仕事を始めて、24年目になりました。 この24年間は、世間の常識も人との付き合い方も何も知らなかった私が、患者さんに一つ一つ教わりながら、数々の失敗を許してもらいながら過ごしてきた時間でした。 マッサージをしながらする話は、本当に徒然なるままで、今夜のおかずの話から、幼少期の話、人との付き合いの困難さなど多岐にわたりますが、どんな会話にも人生の重みを感じることができて、とても興味深いのです。 二十代からこのような話に触れることで、私の心はかつてない成長を遂げたように思っています。 そして、世間知らずの様々の無礼を許して下さる患者さんの寛大な心のおかげでここまで仕事を続けてくることが出来ました。 おかげで技術の向上・研鑽も出来てきたと思っています。 ですから、私の持てる技術を精一杯次の患者さんに生かすことが一番の恩返しだと思っています。 患者さんの話を聞きながら施術する時間が大好きです。この幸せな時間が続きますように。 精一杯頑張りたいと思います。 どうぞよろしくお願い致します。

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