悠生治療院

身体のバランスの崩れをケアします。アンチエイジングケアを基本に重量に抗える肉体を維持できるようにケアさせていただいております。訪問マッサージもしております。

心と身体の健康について

心が健康でいるためには、身体の健康が大切であること。なぜなら齢を重ねれば重ねるほどに、心は身体に大きく影響されるようになるからである。
また身体を健康を保つためには、毎日やってくる老化、それは具体的には筋肉が弾力性を失い、筋力低下を起こすことなのだけれど、筋力低下を食い止めることが何より大切であること。
そのために毎日の暮らしの中で身体の使い方を意識することが大切であること。
骨格的な変化をできる限り引き起こさないよう意識することがとても大切である。

田中(安井) 美香

立命館大学卒

京都仏眼鍼灸理療専門学校(旧仏眼厚生学校)卒。

ブログ

チームケア

「なんとかしてあげてほしいんや。時間がかかってもいいから、信頼関係を作って、なんとか人への信頼が戻るような支援をしてほしい。頼むわ。まだ力を持っているので、なんとかもう一度歩けたらと思う」 今年の1月にケアマネジャーさんからこんな依頼をいただきました。 不信の原因は、長年住みなれた家が立ち退きにあったことなのだそうです。 後見人に決定を委ねている85歳の本人の納得のないところで引っ越しが決まってしまったため「どうせ勝手にするんやろ」とみんなに心を閉ざしてしまわれたそうなのです。 ホテル建設ラッシュの京都では、借家を追い出されたという話を耳にすることが増えてきましたが、この方もその一人のようです。 80歳を超え、生まれた時からずっと住んできた家を離れ、新しい環境に適応することは簡単なことではありません。 それが本人に望んだことでなければ尚更のことでしょう。 その上に、畳ではなくフローリングの部屋に変わり、布団からベッドへの変化がこの方の機能低下に追い打ちをかけたようでした。 筋力が低下した時に、小さな力で立ち上がりが可能になったり、介護のしやすさのために、畳からベッドに変えることはとても一般的ですが、一方で、その高さに慣れず、怖くて身体を思うように動かせず、寝返りさえも難しくなることもよくあります。 この方は、引っ越しという住環境の変化を伴う寝具の変化、意欲低下のダブルパンチで、ベッドの上で身体を小さく丸めて眠り、自分で動くことがなくなり、寝たきりになってしまわれていました。そして、すでに関節拘縮が始まっていました。 「時間がかかってもいいから」という言葉から介護拒否の状態だろうと想像がつきます。 こういう時は本当に丁寧にお姫様に接するような態度でのぞみます。 ――すみません。すこし脚を伸ばしてもらえますか? 「なんでや?自分で伸ばせる。あとでする」 ――お手伝いさせていただけますか? 「いらん」 ちょっと伸ばしましょうか?とそーっと脚を伸ばそうとすると、 「いたいー!勝手にさわらんといてー!」 を何度か繰り返していると、 少しくらいは寝返りが痛みなく出来るようになって下さっているような、 拒否がエスカレートしているような……。 何時間もじっとしていれば誰だって動かす時に痛いのは当たり前です。なんとか突破しないと痛みはひどくなっても良くなることは考えられません。 それでもあまりに拒否が強く、難しいかもとあきらめそうになっていたある日、 少し遅れて行った私は、早めに来られたヘルパーさんとお会いすることがありました。 そこで、ヘルパーさんに、なかなか受け入れていただけないようので、私がダメなら他のスタッフに交代も考えていますが、とたずねました。 すると 「マッサージの先生は気に入ってはるみたいですよ。私が代わりに言ってあげるけど、代わらなくていいです。先生のこと好きですよ」 と言って下さったのです! 心が傷ついている時には、人は真っ直ぐに表す時ばかりではないのでしょうが、そうなんだ、これは気に入っている態度なんだ! 全く気がつきませんでした。 この助言のおかげで、少し強引に「いたい!こわい!」壁を越えていけるなと思えることができました。 そして、この日から「いたい、やめてー」の言葉を、自分の中では「優しくしてね」の言葉に置き換え、動かしたり、起こしたりしていると、車椅子にすわり、おやつを食べていただけるようになりました。 元々大きな疾患があるわけではないので、怖さ・痛さが薄らぐことで、動きがスムーズに、日常生活においても介護拒否が減ってきたようでした。 ヘルパーさんも丁寧に介護を続けて下さるおかげで、私が訪問する間にも、表情が和らぎ、穏やかで元気な声で挨拶をして下さるようになり、動きも少しずつ良くなって来られました。 いまは、まだ寝たきりという範疇に入る暮らしですが、ベッドに支えなく座ることが出来るようになられました。 座って足を動かして運動もして下さいます。 「やめてー」という言葉はまだありますが。 近い将来、歩ける日が迎えられるように、私も粘り強く関わりたいと思います。 このケースはチームケアがうまく流れたケースなのかなと思います。 その第1番は、ケアマネジャーさんが、この患者さんの心の傷をなんとかしてあげたいと考えたプランを立てられたことです。 そのプランのもと、介護拒否の強い方に対して、その傷を無視することなく、ヘルパーさんも粘り強く関わっていらっしゃったことも機能を向上させた大きな要因になったと思います。 繊細に心を感じるヘルパーさんの助言がなければ私も頑張れなかったと思います。 心の傷は誰かの愛によってしか癒えることはないのだろうとしみじみ感じるケースです。こんなケースに参加させていただけることが私の幸せの元です。

13年間の勉強会に深い感謝を

13年間、毎月第3土曜日に、続いてきた医療の基礎知識の勉強会が昨日で最後となりました。 南区の内科医である秦診療所の秦先生がずっと無料で続けて来て下さいました。 13年はとても長い時間です。 13年前に先生が勉強会を始められた時、私の息子はまだ保育園児でした。 勉強会に参加するために、土曜保育をお願いしたのを覚えています。 それから、 息子が小学生、中学生、高校生と成長し、私自身のライフスタイルが変化していく中できちんと参加できないことも多くありました。 このような参加者の変化は私だけではなくて、他の多く方々も様々な事情で毎回参加というわけにいかない中でも、秦先生は、毎月変わることなく勉強会を続けてきて下さいました。 参加の確認も、連絡先の確認もせず、参加費もとらず、レジメを準備し継続して下さる姿勢は、秦先生の人柄をよく表しているのかなと思います。 医師という大きな責任を背負う立場でありながら、在宅を支える医療従事者のみならず、福祉関係者や私たちマッサージ師に対してもフラットに「患者ファースト(利用者主体)」の姿勢で付き合って下さる秦先生のもとに、参加者は、自身の抱える個々のケースの相談から自身の問題まで様々なことを、繰り返し(何度聞いても覚えられない)質問をさせていただき、先生は、嫌な顔をせずに何度も答えて下さいました。 この勉強会には、いろいろな人が参加され、この継続の中で、秦先生の周りに集う人たちと在宅チームを組むこともよくあり、そんな時は、いつも以上にエキサイティングな気持ちで仕事をすることができました。 それは、医療の知識だけではなく、在宅を支えるチームの一員として利用者のために、立場を超えて連携していく、そんな気持ちを学び、鼓舞していくことができた場となって来たからだと思います。 この場が終わることはとてもさみしいことですが、学んだこと、繋がれた仲間は私の宝物です。これからも大切に大切にしていけたらと思います。 秦先生、長い間本当にありがとうございました。 でも、これからもよろしくお願いいたします。

器用な手

「いつも思うんですけど、この手は器用な手ですなぁ」 今年還暦を迎えられる患者さんが、私の手を握りながら言って下さいました。 私は、とにかく几帳面とは正反対の性格で大雑把、細かいことが気になりません。だから、器用などと言われたことがありません。 この患者さんに言われるとなんだか特別に器用な手を持っているような気になれます。 というのも、この方は、10歳から家業の真鍮製品の製造を手伝い、85歳で引退されるまで75年に渡り、素晴らしい作品を作り続けてこられた方です。まさに特別器用な手を持っていらっしゃる方だからです。 この方に器用とお褒めいただけるとは、光栄至極です。 この言葉を励みに精進を重ねたいと思います。 i am so happy. 今日も一日頑張ります。

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