嬉しいことがありました

 とっても嬉しいことがありました。

 訪問を初めてもうすぐ一年になる統合失調症の患者さんがいらっしゃいます。

 下肢の浮腫があり、歩行困難になってきていて、外出中に転倒したり動けなくなり警察に保護されるということが増えてきたからと、主治医がマッサージを勧めてくださって、訪問するようになった患者さんです。

 この方の下肢の浮腫は、生まれつき体質的に関節がゆるいため、筋力低下に伴い、関節の指示力が低下し、過伸展になることで血流が阻害された結果の浮腫でした。
 このような場合は大きな問題があるわけではないので、比較的マッサージと運動療法が有効で、定期的な施術により脚が重くて歩きにくいというような状態は改善していきました。

 患者さん本人も心地よいと大変気に入ってくださって、問題なく週一回の訪問を続けてきました。

 この方は生活の予定が変わると様々対応が難しく、一つの変化が生活全般に支障を来たすレベルになるということはわかっていたのですが、どうしても時間の都合がつかず、訪問時間を変更していただくことになりました。すると、そのことが不安要因になってしまい、本人の混乱をきたすことになってしまったのです。
 そこで、時間の調整を再び考え直すこと、また他の関係者の方々にもご迷惑をおかけしたことを詫びようとケアマネジャーさんに連絡をいれました。

すると、ケアマネージャーさんがこうお話してくださいました。

「マッサージ導入後、マッサージが生きる希望に繋がったようで、歩行も安定し、警察に保護されることもほぼなくなりました。精神が安定しない時に服用していた頓服の服用量が半分以下になり、本人が前向きに生きようという発言が見られるため、向精神薬の処方を減量する方向で考えています。関係者のみんなもこれはマッサージ効果だと言っているので、訪問時間の変更が必要なら他のサービスを調整することができます」

 この仕事をして、25年。様々嬉しいお言葉をいただいてきましたが、こんな嬉しいことは初めてです。マッサージの何が生きる希望になったのがわかりませんが、もうそんなことはどうでもよくて、ただただありがたく、私の方がこの言葉を胸に明日からの大きな希望を頂きました。

 この患者さんは、この先自立に向けた大きな目標をお持ちです。その目標に向かって、ともに取り組んでいこうと思っています。

 本当にありがとうございます。
 ますます精進して参りますのでどうぞよろしくお願いいたします。

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