息子の春休みに合わせて、仕事を休ませていただき、ユニバーサルスタジオジャパンに行ってきました。
人混みが苦手な私と、ちいさい時から並ぶのが苦手な息子たち。ところが中学生になった息子が行きたいと言うので、初ユニバーサルスタジオジャパンでした。
初めて行ったそこは、近隣の駅から人波が続き、開園30分前に行ったのに、入場するのに15分もかかりました。
並びたくなければもっと早く行かなければなかなかったようです。
それでも、年間パスポートを持っている甥っ子が一緒にきてくれたおかげで、待ち時間の長い中、いくつかのアトラクションを見てまわることができました。
中でも一番人気だったフライングダイナソーというジェットコースターは、210分待ちを乗り越えてようやく乗ることが出来ました。
くるりと逆さ向けのまま周るこのジェットコースターは、身体に心配のある人や高所恐怖症の人の乗車を注意していました。周りは若者ばかりの行列の中で、中年の私が乗車できるか心配になってきましたが、息子に「大丈夫やろ」と言われ乗ることにしました。
ようやく回ってきた座席は最前列でした。
プテラノドンにつかまれたまま一緒に空を飛んでいるように作ってあるジェットコースターです。始めは怖くて吐き気をもよおしそうでしたが、次第に怖さより、空を飛んでいる快感のほうが大きくなってきました。まるで宇宙飛行士になったような気持ちになりました。
ほんの1,2分の時間だったと思いますが、乗り終えた時に身も心も若返った気持ちで満たされていました。
決して自分の力ではなく、全くの他力なのに、不思議な感覚でした。
寝たきりになって自分では歩けなくなった方を、まるでご本人が歩いているかのように介助して歩かせてあげる時があります。その方が正しい筋肉運動ができて、身体状況がよくなるからです。ですけれど、よくご本人からは、「自分で歩いていないのに歩いている気持ちになれて元気になる」とか、「あんたを24時間ずっと雇いたい」と喜んでいただけることがあります。
今日私が味わった気持ちは、これに近い気持ちなのかなと思いました。肉体で感じることは、頭が考えることを超えることがよくありますが、思考は、やはり肉体の感覚に支配されているのだろうなとしみじみ思いました。
待ち時間が長く、ずーっと立ち続けて、足腰はクタクタですが、息子のおかげでちょっと若返った一日が過ごせました。
明日からまた、皆様のケアに精を出したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。