夏休み/民泊の布団で寝て感じたこと

今年の夏は、本当におかしな天気が続いていますね。
朝晩過ごしやすくてありがたいですが、日中もエアコンを入れるほどの暑さでもない時も多く、マッサージをすると汗が滴り落ちてます💦
汗をかくと、身体のナトリウムを一緒に排出してくれるので、血圧が高めの私が、少しは味の濃い物を食べられるありがたい季節でもあります。

先日は、お盆休みをいただき、網野に海水浴に行ってきました。ゆっくり休んでリフレッシュ出来るように二泊三日の旅行にしました。

さて、今回は民宿泊にしました。リーズナブルなお値段ですので、当然、薄い敷布団が一枚でした。一泊ならどうってことありませんが、二泊となると、その布団の硬さに身体が悲鳴をあげました。2日目の明け方には、肩甲骨の辺りが痛くて目を覚ましました。

硬い敷布団では、身体の重みが沈むことが出来ず、自分の重みで関節が押しつぶされるような形で伸びてしまうのです。

寝具は、身体に大きな影響を与えているとしみじみ実感しました。

通販では、低反発マットがよく売られているのかなと思いますが、低反発というのは、身体の重みを跳ね返すことなく沈みこませるので、最初は身体にフィットしていいように感じることが多いかと思いますが、関節の作りがしっかりしていない人や、筋力低下気味な人にとっては、寝ている間に身体がスッポリとマットに沈み込んでしまうので、お尻が穴に落ちて動けない状態に近いのかなと思います。腰痛が悪化するように思います。
西洋人のように、身体の凹凸が大きく、骨盤の構造がしっかりされている方には合うのかなとも思いますが。

逆に、福祉・介護業界の床ずれ予防は、低反発より高反発が流行りです。
身体の凹凸に合わせて、身体を沈み込ませないことで、体圧が分散出来るのです。体圧の分散は床ずれ予防の一番です。

硬い床面で寝ることは、このどちらもないということです。

お漬物を想像して貰えばわかるかと思います。
硬い床面で寝ることは、床面に接地している部分に自分という重石が乗っている状態になるわけです。

みずみずしい細胞を持ち合わせている若い人や、脂肪というクッションを身体に多く持っている人は、少しはマシかもしれませんが、文明の利器に頼り切った身体の支持力の軟弱な多くの現代日本人には、硬い床で寝るのはかなりこたえるんじゃないかと思います。

楽しい旅行が終わった後の私は、二泊続いた硬い敷布団のおかげで、肩関節と股関節の支持力が低下し、手足が抜けそうなだるさに泣きそうになりながら、休み明けの仕事をさせていただきました😭
私は、わずか二泊の笑い話ですみましたが、災害による避難生活を送られている方が、体育館などで長期にわたって生活されているのを見るにつけ、本当に大変だろうなとしみじみ思います。
心地よい眠りが取れないというのは、とても大きなストレスだと思います。

また、障害などにより、身体の自由がきかないという状態の寝心地の悪さも多分硬い床で寝ているに近い苦痛なのではないかと思っています。

自身が身の置き所のないような身体で仕事をしながら、いつもよりもずっと優しい気持ちで、
「辛いですよね〜。がんばりますよ〜。」と声をかけながら、施術させていただいたおやすみ開けでした。

夏も終わりに近づいています。
パワーアップしてがんばりますのでどうぞよろしくお願い致します。

こんな時とばかりに息子に花札を教えました。私たちは、先人から受け継いだものをいくつ後世に伝えることが出来るのかな。

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