マッサージという技術について思うこと

月末月初はレセプト業務があります。締め切りが平日の時は、通常業務を終えてから行います。一日の終わりには、身体はすでにクタクタなので、心身ともに結構な負担になります。

誰かにしてもらったら楽なんだけど、1ヶ月に一度、全体を見渡し、お金を考えながら請求業務に集中する時間は、それなりに大切です。

訪問回数や内容、病名の再確認。主治医の確認や、訪問開始当初の状況や話し合いを思い出したりしながら、一人で作業をします。

最後に、治療院を始めてからの患者さん全員の一覧表に、継続や中止の書き込みをして、亡くなられた方や途中で断られた仕事や、施設に入所された方々のことを思い出しながら、毎日仕事を続けさせてもらえていることに感謝して、請求業務を終えます。

医療保険を使う訪問マッサージの置かれている状況は決して安心できるものではありません。

超高齢社会に向けて保険者はマッサージの適応を軽減しようと必死です。医師会は小さくなるパイの分け前から、マッサージ師を追い出したいと考えています。治療効果が薄く保険の無駄遣いと考えているからです。

その上に高齢者が要介護にならないためには機能訓練が一番大切ということで、今まではマッサージ師しか対応できる人材がなかったところに、訪問リハビリ、通所リハビリ、機能訓練をメインとするデイサービス、マシーンを使う通所リハビリ。機能訓練士による訪問指導、体操教室など様々なサービスが増えています。マッサージ師の出る幕は年々小さくなっています。

そんななかで、私は、マッサージという技術が、薬より安価で効果が高く、声かけによる指導以上に、マッサージという人の手による治療効果の高さが、一個人ではなく、マッサージ師業界全体として評価されることで、医療保険の枠組みに残っていけたらという希望を持っています。

実際の効果は疑うところがないように思っていますが、医療人としての倫理観や、医師を中心とするチームケアの一員になるには、西洋医学における共通言語の使用や治療方針・報告の訓練がなされてないところに大きな問題があるようです。悲しい😖

ということで今月も無事請求業務を終えることが出来ました🤤🤤

患者さんちの宝船
これを見てるだけで、今年の福はこっちのもんだ😆って気になります。マッサージしながらいつも拝んでます。

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