松浦先生の勉強会

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サントリーのバレーボールチームのトレーナーとしての長年の実績をお持ちの松浦先生の講演会に参加してきました。参加者は100人近かったです。

20年前私が学生だった時、すでに活躍されていた松浦先生の手技については、専門学校の授業でも紹介・説明を受けていました。当時は、私自身がまだまだ未熟だったため、全くピンときませんでした。

学生の頃には、すでに訪問マッサージ治療院で助手のアルバイトをしていましたし、機能訓練をメインにしか考えられなかったからだと思います。またスポーツトレーナーに興味が持てなかったこともあり、全国的に名を馳せていらっしゃる先生がいらっしゃる程度の認識しかできませんでした。

そんな私が、先生の勉強会に参加させていただいたのですが、
本で読んだり人から聞いたりインターネットで見聞きする事と、実際の先生のお話をうかがい手技を見せていただく事は全く違いました。あまりの素晴らしい手つきにすぐに魅力されてしまいました。

今回は、試合前のウォームアップのマッサージを教えていただきました。身体を暖かく動きやすく整えていくものです。

先生の治療される場所や流れは、御経験から考えだされた先生のオリジナルなものでしたが、揉み摩り押すという手技は、按摩の手技を中心にした治療でした。

私の師匠は、ホテルなどで按摩をされてきた方です。いわゆる慰安としての按摩です。
師匠からは、按摩という手技の持つ繊細さや奥深さを教えていただきました。
按摩は日本で発展してきた手技で、日本人の細くて小さな身体を治療するのに向いている、およそ身体を道具にして揉みほぐすことができる全てを兼ね備えているものだと教わりました。
ですから私は、按摩を治療とは別のように表現したり、指圧こそ手技療法の王道のように言われることを好みません。

そんなわけで、松浦先生が按摩の手技を中心に治療されているのを見て大変驚きました。やっぱり按摩という手技の持つ力はすごいんだと嬉しくなりました。

先生の手つきはとにかく素晴らしいとしかいいようがなく、澱みなく動き続け、全体を指先や手掌で探り治療されます。その御様子から、先生の集中力のすごさと経験の深さを感じることができました。

松浦先生のご指導の下で、参加した全員が二人一組で実技を行い、
私は、実技では、学生時代に松浦先生と同級生だった先生にお願いして組んでいただきました。

どんどんほぐれていく身体を味わいながら、手技療法って本当に有難いものだなぁとしみじみ感じた時間となりました。

先輩の治療師の方々の治療を味わう毎に、私がまだまだ井の中の蛙であることを思い知らされます。しかし、それは同時にまだまだ進むべき先があることを知る、とても有難い時間であります。

松浦先生の素晴らしい集中力とそれを後進に伝える表現力・技術力に触発され、私ももっと緻密に確実に結果を出していけるようにしたいなとしみじみ思いました。

まだまだ未熟な私ではありますが、どうぞよろしくお願い致します。

ここ数年は、松浦先生自身の視力に問題があるそうで、人に教えることを控えていらっしゃるそうです。
ですが、だからこそ視力障害のある施術師の方々にも触覚で伝えるご指導をされていました。
このような気遣いも含めて本当に素晴らしい先生だと思いました。

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