15歳のアスリート

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先日、15歳の中学生の女の子が股関節が痛いと来院されました。

知り合いの方に見てもらったら全体に重症だからきちんと治療する方がいいと言われたそうです。

慌てて病院に行くと保険治療が適応できると同意書にサインもしてあります。

私のみた感じでは、股関節に痛みはあるもののしばらく休養すれば自然に治るようには思いましたが、なるほど鍛え過ぎた脚は筋肉のバランスを少し欠いているようにも感じました。

三年後の東京オリンピックの出場を目指す彼女は、毎日の過酷な練習をこなしているのです。

若い身体は老化に向かうそれとは、何もかもが全く違います。
余計なことは極力控え、本人の治癒力を信じて、ほんの少し手助けするだけで回復することがとても多いのです。

お金の話になりますが、保険治療となると、
彼女の場合、一回の治療費は、855円になります。
855円分の治療というのは、時間にすれば、10分程度かなと思いながら、こんな若くてかわいい子が来てくれたことを考えるとさらりと終われません。
身体に触れてしまうと、時間やお金で割り切れない私自身のこだわりを抑えるのはなかなか困難なのです。プロとしては、こういうのは失格ですね。

仕方ないので、

「東京オリンピック連れて行ってやー。トレーナーでついて行くわー。」

と言いながら一時間以上治療してしまいました。
これは、仕事とというより、もう趣味の領域だと思うと気が楽になります。

そんなこんなでしばらくかわいい彼女とお付き合いが出来るかなと思います。

彼女が東京オリンピックに出場が決まれば、この場でジャジャーンと発表したいものですね❣️

心の中で腑に落ちない言葉や出来事ほど、時間をかけてわかることもあるように思います。
その時は苦しくても、旅の途上にいると思えるだけで、気持ちはかなり軽くなります。
鷹の目を忘れずに。

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