「連休中はカレンダー通りのおやすみをいただいております。」と頚椎損傷で24時間介護の必要な患者さんの家で連休中のおやすみのお願いをしました。
するとそこにいたヘルパーさんが、
「どこにも行かないで家にいるんでしょう。ここだけに、ちょっと来たらどうですか? だってゴールデンウィークのGはがんばるのG、ウィークのWはワークのWなんでしょう」と口をはさんでくださいました。
ヘルパーさんは私よりうんと若い人ですが、いつも患者さんと私がうまくいくように上手に話に割って入って私を助けて下さいます。
私もこんな風に言っていただけたので「わかりました。来させていただきます」とお伝えし、結果、患者さんの気持ちも落ち着いて笑顔になって下さいました。
在宅の訪問の仕事の楽しさはいろいろありますが、その一つが一緒に関わっている他職種の方々との関わりがあります。仕事がうまくいくようにお互いを気遣いながら助け合っている時、患者さんの幸せのために、自分の損得を超えた無償の愛というようなものを感じることがあります。
そんな時は、患者さんを含めて、そこの空間は美しい愛のオーラに包まれているのだろうと思います。
こんな瞬間を積み重ねながら毎日を過ごしていけたらこれ以上の幸せはないでしょう。
本当に心から感謝申し上げます。