『目醒める!大腰筋』読了!

『目醒める! 大腰筋  コアを鍛えて内面から身心を改善』
ジョアン・スタウガード ジョーンズ (著)/ 武田 淳也 (監修)(医道の日本社)

ようやく読み終えました。

上半身と下半身を繋げる唯一の筋肉である腰筋の働きは、肉体のみならず精神まで支配していて、身体中で最も酷使されるこの筋肉をリリースすることは身体とともに心に至るまでの解放をもたらす

ということを臨床例やヨガのポーズを交えて説明しています。

大腰筋とは今流行りの体幹力の基本となる筋肉です。体幹力はスポーツのみならず、アンチエイジングなどあらゆる面において最も大切な筋肉で、一言であらわすと、中心のバランスをとる筋肉です。

私の毎日の仕事である訪問マッサージは医師を中心に看護師、ケアマネジャー、介護士、そして理学療法士らとのチームの一員として仕事をすることが多いので、その中で与えられた役割を果たすようにしています。そのために西洋医学の言葉で考え、治療を行うようにしています。

身体に対する治療の分野では言葉を置き換えれば東洋医学のアプローチとそれほど変わることなくこのチームの一員として仕事をして行けると考えています。

しかしながらスピリチュアル的な部分についてはあまりに考え方が異なるため自分の考えを口にすることはほとんどありませんから、こういう研究をしている人がいて、翻訳されて私の目にふれること自体にちょっと驚きました。
けれども医学の常識というのはこの20年でさえ随分塗り替えられてきました。
例えば、床ずれ治療。かつては乾かすことが必要とされていたのですが、今ではサランラップで体液を蓄えることで傷の治癒を促進するという考えが主流となっています。ですから、これからの20年に身体の解放が心の解放に直結するということが常識になっていくかもしれません。

姿勢がいいことが、つまり体幹力がありかつ柔軟な状態、身体の動きだけではなく、脳の活性化だけでなく、心の平穏まで司ることが常識になる日も遠くないかもしれません。

自分自信の身体のケアも含めがんばろー🤸‍♂️

鈴木 俊明先生 勉強会

昨年は、鍼灸マッサージ師会の勉強会で、鈴木先生のお話を二回も拝聴することができました。先生は関西医療大学大学院の教授です。様々な動作について、筋電図からどの筋肉が働く、働かないかを分析することで、新しいリハビリテーション・治るリハビリテーションの構築を目指されています。治療の前にまず、動作の評価を正確に行うことで、確実な治療が施せるとお話されていました。

今のリハビリテーションの最前線はロボットリハビリとボトックス注射だけれど、人の手による治療が何より大切だと考えているということでした。先生は筋電図を使い、筋肉活動を立証されていますが、その始まりはご自分の手で筋肉に触れ、どこが働いているかいないかを感じておられるようでした。
また人の基本動作を抗重力筋と従重力筋のどちらが主動作になるかを考えて動作を分析されているように思いました。先生の手技は、重力を利用した本当に素晴らしいものでした。重力に抗おうとする、生物の本来持っている力を魔法のように引き出されるのです。リハビリテーションの基本は自主トレで一日千回を基本とするとおっしゃっていましたが、先生は患者さんが必要とされている動作を阻害する動きを見極め、一回の治療でその動きを引き出されているように思いました。

それから、私にとって最も衝撃的だったのは、働きが悪い筋肉というのは細胞率(多分、細胞弾性率かと)がバラバラなのできちんとダイレクトストレッチをかけることで、細胞率を整え動きを引き出すことが出来るという事でした。ダイレクトストレッチというのは私の言葉では指圧です!

2回目の先生の勉強会は12月25日のことでした。それからすぐにお正月休みに入ってしまったのですが、この短い期間であっても先生の教えを実践することで今までとは違う結果が出てきているように思います。
手技自体にそんなに大きな違いはないように思いますが評価を正確にする力とその目的意識を変えることで私の治療にも変化が表れているように思います。

動きが悪くなった筋肉に丁寧なダイレクトストレッチをかけ、また重力に抗おうとする力を上手く引き出す。つまり患者さんの本来持っている力を引き出すことで病名に関わらず動きを引き出していくことが出来る。

今年はこのことをもっと深く実践していきたいと思います。

鈴木 俊明先生先生の魔法のような手技を私の文章で説明するのはとても難しいです。ムッスムというので検索すると先生の動画を見ることが出来ます。
スポーツ医学のマルチメディアステーション MMSSM(ムッスム)
http://www.mmssm.jp/