寄る年波の筋肉痛

私は、毎日の仕事を自動車か、自転車で訪問しています。自転車で回るといろんな景色をみたり、ボーと考え事をしたり、気になるお店を覗いてみたり、季節がいい時はそれ自体が楽しかったりします。でも時間の制約が厳しい時や遠く離れた場所に行く時は仕方なく自動車で訪問することになります。

この頃は少し離れた場所の仕事が増えたため、自動車で訪問することが増えました。

おかげで筋肉がとても落ちてしまいました。先日患者さんと一緒に腹筋をしようとしたら、なんと一度も出来ないではありませんか💦焦ってスクワットを少ししました。もちろん腹筋もしました。きっちり、翌々日に筋肉痛が…

人にはさんざん筋トレの大切さや、急激な運動は害が大きいなど言っていますが、自分が身をもって知る歳になってきました。
仕事を始めた頃は、ほとんどの患者さんが、私の二倍、三倍歳上でした。今では中年になりそんな事を言える人は限られてきました。
私の最年長の患者さんは今年105歳を迎える方です。私の倍以上ですね〜♪久しぶりに言えたこのセリフに、自分の重ねた歳を感じると共に、50でこんなに寄る年波を感じることを考え、104年の歩みに心の底から尊敬の念が湧いてきました。104歳の人生は精神力がまるで違います。私は足元にも及びませんが、少しは負けずに頑張らないとと思います🤸‍♂️🤸‍♂️🤸‍♂️🤸‍♂️

102歳の方の靴下。カーディガンをリメイクして作ってあります。お袖だけでなく身衣からも作るそうです。先日はご自分で着物のリメイクをされてました‼︎

マスミさんのこと(脳卒中の後遺症)

マスミさんは息子と二人暮らしの80歳の女性。脳卒中の後遺症で左上下肢の不全麻痺があります。

歩く練習はするけど、左上肢の訓練はしないし、麻痺で浮腫がひどいので、せめて浮腫の改善をというケアマネジャーからの依頼で訪問を開始してから3年がたとうとしています。

脳卒中の後遺症の麻痺がある場合、多くは屈筋と伸筋のバランスが悪いせいで、筋膜が内旋し、結果浮腫が目立ち、それが余計に麻痺の回復を遅らせてしまいます。

マスミさんも例外ではなく、筋膜の内旋のリリースを行なった後浮腫はほぼ消失しました。それから彼女は、自分のことくらい自分でしたいとほとんど実用的ではなかった左手を使い洗濯物を干し、押さえることでなんとか食べていたヨーグルトを持って食べられるようにまで回復を勝ち取って来られました。

そんな彼女が、今日はなんとか親指と人差し指で物をつまめるように練習をしている。動かないから右手をみて、同じように動かすつもりでしていると、上手につまむ様子を見せて下さいました。

ミラーボックスというリハビリ(*)があります。箱のなかに斜めに鏡が入っていて、その中に手を入れて、麻痺のない手の動きを鏡に写すことで、脳が鏡にうつった麻痺のない手を、麻痺の手と勘違いして麻痺を回復させるやり方です。
彼女は自分でそのやり方と同じことを考え出してさらに麻痺を回復させていらっしゃるのです。

仕事なので、患者さんよりいろいろなことを知っていたり、経験を積んでいたりします。でも、そのことが自分の中で勝手なゴールを作り出したり、この人には無理と決めつけてしまったりすることがあります。

患者さんの諦めきれない気持ちに、応えきれない技術でどう応えていくか、生活に支障をきたさないようにどう関わるか、反省させられる出来事が続いています。
マスミさんの回復ぶりをみて、自分勝手なやり方をまた反省させられました。

できること、できないこと。できなくても共に努力して見る価値のあること。再考しながらまた明日も仕事をしようと思います。

 

(*)ミラーボックスが具体的にどんなものか、「ミラーボックス リハビリ」という言葉で画像を検索してみてください。どんなリハビリかわかります。

例えばこちらのサイトにも画像があります ↓

http://www.toyophysical.co.jp/21-mirror.html

『目醒める!大腰筋』読了!

『目醒める! 大腰筋  コアを鍛えて内面から身心を改善』
ジョアン・スタウガード ジョーンズ (著)/ 武田 淳也 (監修)(医道の日本社)

ようやく読み終えました。

上半身と下半身を繋げる唯一の筋肉である腰筋の働きは、肉体のみならず精神まで支配していて、身体中で最も酷使されるこの筋肉をリリースすることは身体とともに心に至るまでの解放をもたらす

ということを臨床例やヨガのポーズを交えて説明しています。

大腰筋とは今流行りの体幹力の基本となる筋肉です。体幹力はスポーツのみならず、アンチエイジングなどあらゆる面において最も大切な筋肉で、一言であらわすと、中心のバランスをとる筋肉です。

私の毎日の仕事である訪問マッサージは医師を中心に看護師、ケアマネジャー、介護士、そして理学療法士らとのチームの一員として仕事をすることが多いので、その中で与えられた役割を果たすようにしています。そのために西洋医学の言葉で考え、治療を行うようにしています。

身体に対する治療の分野では言葉を置き換えれば東洋医学のアプローチとそれほど変わることなくこのチームの一員として仕事をして行けると考えています。

しかしながらスピリチュアル的な部分についてはあまりに考え方が異なるため自分の考えを口にすることはほとんどありませんから、こういう研究をしている人がいて、翻訳されて私の目にふれること自体にちょっと驚きました。
けれども医学の常識というのはこの20年でさえ随分塗り替えられてきました。
例えば、床ずれ治療。かつては乾かすことが必要とされていたのですが、今ではサランラップで体液を蓄えることで傷の治癒を促進するという考えが主流となっています。ですから、これからの20年に身体の解放が心の解放に直結するということが常識になっていくかもしれません。

姿勢がいいことが、つまり体幹力がありかつ柔軟な状態、身体の動きだけではなく、脳の活性化だけでなく、心の平穏まで司ることが常識になる日も遠くないかもしれません。

自分自信の身体のケアも含めがんばろー🤸‍♂️

鈴木 俊明先生 勉強会

昨年は、鍼灸マッサージ師会の勉強会で、鈴木先生のお話を二回も拝聴することができました。先生は関西医療大学大学院の教授です。様々な動作について、筋電図からどの筋肉が働く、働かないかを分析することで、新しいリハビリテーション・治るリハビリテーションの構築を目指されています。治療の前にまず、動作の評価を正確に行うことで、確実な治療が施せるとお話されていました。

今のリハビリテーションの最前線はロボットリハビリとボトックス注射だけれど、人の手による治療が何より大切だと考えているということでした。先生は筋電図を使い、筋肉活動を立証されていますが、その始まりはご自分の手で筋肉に触れ、どこが働いているかいないかを感じておられるようでした。
また人の基本動作を抗重力筋と従重力筋のどちらが主動作になるかを考えて動作を分析されているように思いました。先生の手技は、重力を利用した本当に素晴らしいものでした。重力に抗おうとする、生物の本来持っている力を魔法のように引き出されるのです。リハビリテーションの基本は自主トレで一日千回を基本とするとおっしゃっていましたが、先生は患者さんが必要とされている動作を阻害する動きを見極め、一回の治療でその動きを引き出されているように思いました。

それから、私にとって最も衝撃的だったのは、働きが悪い筋肉というのは細胞率(多分、細胞弾性率かと)がバラバラなのできちんとダイレクトストレッチをかけることで、細胞率を整え動きを引き出すことが出来るという事でした。ダイレクトストレッチというのは私の言葉では指圧です!

2回目の先生の勉強会は12月25日のことでした。それからすぐにお正月休みに入ってしまったのですが、この短い期間であっても先生の教えを実践することで今までとは違う結果が出てきているように思います。
手技自体にそんなに大きな違いはないように思いますが評価を正確にする力とその目的意識を変えることで私の治療にも変化が表れているように思います。

動きが悪くなった筋肉に丁寧なダイレクトストレッチをかけ、また重力に抗おうとする力を上手く引き出す。つまり患者さんの本来持っている力を引き出すことで病名に関わらず動きを引き出していくことが出来る。

今年はこのことをもっと深く実践していきたいと思います。

鈴木 俊明先生先生の魔法のような手技を私の文章で説明するのはとても難しいです。ムッスムというので検索すると先生の動画を見ることが出来ます。
スポーツ医学のマルチメディアステーション MMSSM(ムッスム)
http://www.mmssm.jp/

 

へべれけ

昨日は医師に書いていただく施術同意書につける報告書をスタッフ一同で書いていました。終わったら時計は午前1時を過ぎていました。
思うような結果が出せなくて、顔が固くなる日もあります。努力したことが形にならず涙がこぼれる日もあります。
自分たちなりにはとりあえず頑張っています。足りないところはどんどん叱咤して下さい。どうぞよろしくお願いいたします。

本当は昨年の勉強会の話を書こうと考えていましたが、今日はへべれけで無理みたいです。乞うご期待です。

この2本でいい気分

誠実であること

今日はちょっと心がざわついた一日でした。

治療の方針をめぐり、本人や関係者と意見が食い違う時は、落としどころが見つかるまで、本当に心がザワザワします。自分が一番正しいというわけじゃないから余計にです。自分でないセラピストのきれいな言葉の裏に実現可能性が見つけられない時や、治療のやり方こそが事態を悪化させているんじゃないかと思える時。あくまで私個人の見解であるがゆえに一日中ため息ばかりついてるっていうことになります。
長い時間をかけて考え続け、行く末を見守る中で私が間違っていたということもあります。でも渦中にいる時は、もうひたすらため息をつくのみって感じです😩
今日はそんなことが重なった日となりました。

その一つは、ある治療院が、筋側索萎縮性硬化症(ALS)の方に”原因不明の病気はありません。ストレスが原因だから、ストレスを取り除く治療をしましょう”と言ったと聞いたことです。患者さんの行き場のない心を知っているだけになんの言葉も出ませんでした。

どんな治療も、もちろん西洋医学も東洋医学も魔法はないと考えています。あるのは身体の足りない部分を補えるだけであり、とりわけ身体障害に対する治療は、疾病による症状のどの部分が補えると考えるのか、どの部分を補うのかそれぞれ見解の分かれるところなのだと考えています。私たち治療師は全ての症例に対しいつも誠実でならねばならないと考えています。

患者さんのご家族の作品。花屋歴30年の大ベテラン。

初仕事

今日から初仕事でした。
マッサージ師はピアニストと同じで毎日使わないと感覚が鈍ります。長い休みの後の仕事は不安です。
でも今日の一人目の仕事は先方が笑顔で迎えて下さったおかげで俄然気持ちがアップしました。また患者さんの状態が、全体に浮腫+、表情もより硬く一週間のブランクが明らかに現れている状態だったためやる気モードにすぐ入っていけました。ほっ。

長い休みは肉体労働の身体をフラットに回復させてくれるので、とても大切です。また定期的な訪問をずっとしていると、自分の影響力がはかれず、これでいいのだろうかと迷いを生じることもよくあります。だから、一週間のお休みを頂いた時の患者さんの変化は大切な指標になります。大した変化がない時は自分の力を過信していると考えます。

とりあえず今日の仕事は一週間のブランクがだいたい想定内に現れていました。

患者さんに口にすることはありませんが、一週間のお休みを取り戻すには、二、三週間必要とすることもあります。出来るだけ早く取り戻すために、ちょっと施術時間を延ばします。

そんなこんなで、今日一日を無事に終えることが出来ました。ありがとうございます。

弘法さん。
仕事しながら毎日弘法さんを見ては心を穏やかにしています。

初夢

おはようございます。

初仕事は明日からです。

今日は初夢の話です。
患者さんの家の近くを歩いていたから、サプライズで寄ってみたら、中からうめき声が聞こえてきます。焦って駆けつけると転倒しそうになり、首が紐に絡まって苦しそうなところでした。震える手で抱え上げたら、なんとか息を吹き返してくれました…夢ですが、お正月の間、訪問があいてるので心配になっています。

常に人の生死に関わる仕事をしていると、霊感を感じやすくなるかとか、そういう怖い目に遭わないかなどよく聞かれます。
私にはそういうことは全くありません。ただ治療中に間一髪で怪我をさせずにすんだり、何気なく見て床ずれを発見することがよくあります。そういう時には、亡くなった患者さんが助けてくれているに違いないと信じています。

また、私は霊感はありませんが不思議な夢を見ることはたまにあります。
最近訪問を始めた患者さんのお家に訪問した時、数年前にそこに行った夢を見たことを思い出しました。デジャブみたいじゃなくて、はっきり内容まで覚えています。不思議なことなので、そのことはご本人には内緒にしていますが、いつの日かかけがえのないご縁になるのだろうかと少しワクワクしながら仕事しています。といってもたかが夢だから淡い期待です笑

新幹線からみた富士山

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。
私は今年で50になります。マッサージ師になってから20年です。

最初はただ硬いコリをもみほぐすことしか考えられませんでした。経絡の流れを頭で理解していても、その本当の繋がりを臨床の中で確かなものとして感じられるようになったのはここ数年のことです。
身体の全てが美しい調和の取れた無駄のないものに作られていて、そこは見事なバランスの取れた世界です。老化も障害も含め身体は生きるために懸命に働いているのだと少しずつ理解を深めてこれたように思います。

施術中はどんな身体も愛おしく感じられるようになってきました。今年はこの歩みをさらに深めるとともに、日々の様々を発信して行きたいと考えています。

どうぞよろしくお願いいたします。

電車からの雪風景